鼻の手術の種類

アデノイド切除術

アデノイドは、鼻咽腔(びいんくう、上咽頭ともいう)という鼻腔と咽頭をつなぐところで、咽頭扁桃という扁桃組織が腫大したものです。

アデノイドは2,3歳から大きくなり始め、5〜6歳頃に最も大きくなり、その後は徐々に縮小するのですが、その程度には大きな個人差があります。
アデノイドが大きいと鼻閉の原因ともなるため、蓄膿など副鼻腔炎(後述)を治りにくくし、そのことも耳管機能の悪化に影響します。

術前

アデノイドが大きくなると、常に鼻の奥が詰まっているため、

手術方法

術後

かつては局所麻酔でされていましたが、現在では全身麻酔でするのが一般的です。

アデノイドを切除するための特殊な切除刀を口から挿入し、
アデノイドをそぎ落とす手術です。(図1、2)

最近では、デブリッダーといって、アデノイドを細かく切除しながら吸い取るという手術機器が用いられることもあります。

術創部(切除後のキズのこと)からの出血は通常、わずかで自然にとまりますが、ガーゼをいれて止血する場合もあります。手術時間は10〜20分くらいです。

危険性

やはり術後出血が第1にあげられますが、通常はさほど心配ありません。

その他には、鼻咽腔が広くなるために開鼻声(鼻に抜けるような声)や嚥下時の鼻腔への漏れ、中耳炎、創部の炎症などがあげられますが、これらは起こることも少なく、たとえ起こっても一時的なこととして切り抜けられることがほとんどです。

手術名 アデノイド切除術(あでのいどせつじょじゅつ)
対象となる病状 アデノイドが大きく、鼻づまりや中耳炎の原因となっている場合
対象年齢 3〜6歳
意義 鼻のとおりをよくして、鼻閉やイビキ、中耳炎をなおします。
手術方法 口からアデノイド切除用の特殊なメスを入れて、アデノイドを切除します。
麻酔方法 全身麻酔
手術での危険性 稀に術後出血や一時的な開鼻声がでることがあります。
手術所要時間 15分程度
入院日数 1泊2日
手術費用 ¥50,000〜¥60,000
手術後の注意点 術後数日間は出血に対する注意が必要です。
術後4・5日で、入浴、運動はできます。
術後の外来通院 約4週間【週2・3回(1週間)+週1・2回(3週間)】
備考・その他の注意点 稀ですが、術後1・2年で再び腫れることがあります。

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